時空の旅 平安~室町時代とは

平安~室町時代

京都(平安京)に都がおかれ、貴族中心の社会の中で、多くの日本文化が生み出された平安時代(794年~1185年まで)、鎌倉に武士政権がおかれた時代。天皇と将軍の役割が確立されるが、元寇の襲来で衰退した鎌倉時代(1185年~1333年まで)、朝廷が「北朝」と「南朝」の二つに分裂した時代。足利義満が南北朝の合一を果たした南北朝時代(1336年~1392年まで)から、京都室町に足利幕府がおかれた時代。

茶の湯や生け花などの文化が生まれるが、大乱後に不安定になった室町時代(1336年~1573年まで)です。

都が奈良から京都に遷されたのは794年のことです。
9世紀から12世紀頃、この京都では貴族たちによる優雅で緻密な日本文化が花開きました。漢字に加えひらがなが「発明」されたのもこの頃です。宇治の平等院は、当時の貴族たちの別荘だった建物のひとつです。
京都市内に入り、ルートは時計回りと反対に、清水寺などのある東山地区、当時の宮廷の中心部を2/3に復元した平安神宮がある岡崎地区へと続きます。
12世紀からは、この貴族たちにかわり武士たちが次第に力をつけてきました。
武士政権が樹立され、1192年から1333年まで鎌倉に都が遷されますが、その後は再び、京都が政治・文化の中心になりました。
当時の武士たちの多くは、質素な生活を営み武道の腕をみがく一方で、禅や茶道などにより精神力を高めようとしました。市内北西部のきぬかけの路や西部の嵐山・嵯峨野には、金閣寺・竜安寺・天竜寺など、当時の代表的寺社が数多く見られます。